土地探しを始める前に、希望の条件を整理しておきましょう。どのような土地を求めているのか明確にしないと、効率よく土地探しができません。主に下記のポイントを明確にするといいでしょう。

・土地を探すエリア
・最寄りの交通機関までの距離
・周辺の環境
・土地の予算
・土地の広さや理想の住宅の広さ
・家族の要望

とくに、土地を探しているエリアや土地の予算、希望の広さを決めておくと探しやすくなります。希望の条件が見えてきたら、優先順位を決めることも大切です。

土地探しをするときに、100％条件に当てはまる土地がなかなか見つからないケースもあります。あらかじめ絶対に譲れない条件を決めておくと、納得のいく土地探しがしやすくなるでしょう。

ここからは、失敗しない土地探しをするための5つのコツをご紹介します。

選定した土地で長い間暮らすことを考えると、周辺環境は非常に大切なポイントです。下記のような点を確認しておくといいでしょう。

・最寄りの交通機関へのアクセス
・病院やスーパー、銀行など必要な施設へのアクセス
・子育て世代は保育園や幼稚園、小学校などへのアクセス
・周辺の治安
・高速道路や商店街、踏み切りなど騒音が気になる施設からの距離

例えば、通勤や通学を前提とする場合は、駅までの距離や行き方を確認しておくと安心です。土地から駅までの途中に街灯のない場所や治安が悪い場所がないかどうかも、確認できます。治安が気になる場合は朝と昼、夜と時間帯を分けて、周辺環境をリサーチしておくといいでしょう。

土地の形状は、四角形に整った整形地と三角形や台形など形が整っていない不整形地に分かれます。

長方形や正方形に整っている土地
土地全体を有効活用しやすい
不整形地と比較すると価格が高くなる傾向がある

・三角形
角の部分がデッドスペースになりやすい
建物の形状に工夫が必要

・台形
三角形より自由度が高いものの角度により使いやすさが変わる

・旗竿地
L字型の土地で土地の使い方に工夫が必要
採光や風通しが悪くなることがある

整形地は土地の形状が整っているため、土地全体を有効活用しやすく自由度が高いところが特徴です。一方で、不整形地と比較すると価格が高くなる傾向があります。

不整形地は土地の価格が抑えられる傾向がありますが、形状に応じた間取りの工夫が必要です。R+house金沢では建築家と注文住宅をつくることで、土地の形状に応じた間取りを提案しています。

土地は形状だけでなく、位置によっても特徴が異なります。

・交差する2つの道路に面している土地
・隣接する住宅が少なく解放感があり日当たりがいい
・中地と比較すると人気があり価格が高い傾向がある
・道路の交通量によっては騒がしく感じる

・3方面が住宅に囲まれている土地
・角地よりも土地にかかる費用を抑えられる
・解放感が少なく場合によっては日当たりが悪くなる

2方向が道路に面している角地は、解放感があり日当たりが確保しやすい点が特徴です。一方で、周辺環境により騒音やプライバシー対策が必要になるため注意が必要でしょう。

3方面が住宅に囲まれている中地は、角地よりも価格が低い傾向があります。隣接する住宅との距離や住宅の高さにより、日当たりが悪くなる可能性があります。

このように、土地の位置によってもメリットやデメリットが変わるため、重視したいポイントを押さえて選ぶようにしましょう。

土地を探すときには、土地の広さも確認しておきたいポイントです。理想の部屋数やリビングの広さを実現したいときに、土地が狭いと難しくなる可能性があります。理想の間取りを実現するにはどれくらいの広さが必要なのかを念頭に置いて、必要な広さを確保できるようにしましょう。

このときに注意しなければならないのは、土地の建ぺい率と容積率です。建ぺい率とは、土地の敷地面積に対して建物が占める面積のことです。容積率は、敷地面積内の延床面積を指します。建ぺい率と容積率は用途地域により定められているため、法律に従って住宅を建てる必要があります。つまり、土地を目一杯使用して住宅を建てることはできないのです。

土地を探すときには建ぺい率や容積率も確認しながら、十分な広さがあるのかチェックしてみてください。

日本は自然災害が多いため、安心して暮らすには災害リスクを確認しておくことも必要です。土地の近くに氾濫しやすい河川や土砂災害が起こりやすい場所などがないか、目視でチェックするといいでしょう。

併せて行いたいのが、ハザードマップでの確認です。ハザードマップとは自然災害による被害に備えるために、被災想定区域や避難場所、避難経路などを記した地図です。土地がある地域のハザードマップを見ると、自然災害が起きたときにどのような被害が想定されるのか把握できます。

例えば、同じエリア内で複数の土地を比較する際にハザードマップを見ると、災害リスクの少ない土地を検討できるようになります。

参考元：国土交通省『ハザードマップ』

石川県金沢市・野々市市・白山市で土地を検討するときに、おすすめのエリアをご紹介します。

金沢市は、金沢駅から徒歩で約30分の戸板エリア、金沢駅の北西に位置する大徳エリアがおすすめです。周辺には飲食店や商業施設が多く、利便性の高い生活をしたい人に向いています。

また、金沢駅より少し離れた野町・泉本町エリアは、風情のある街並みと利便性のバランスがいいエリアです。野町には兼六園や金沢城などもあり、観光客で賑わうエリアでもあります。

白山市は、松任駅よりも海側の相木町・宮永市町・宮永町エリアがおすすめです。駅が近く商業施設もあるため、暮らしやすい環境が整っています。

閑静な環境を重視したい場合は、鶴来エリアも向いています。大きな店舗が密集している地域がないため、騒音を気にすることなく暮らせます。

野々市市は住みやすさランキングで上位にランクインしている地域で、利便性の高さや治安の良さが高く評価されています。とくにJR野々市駅周辺エリアは公園や商業施設が多く、住みやすい環境が整っています。

参考元：野々市市『野々市市が住みよさランキングで1位をいただきました！』
参考元：野々市市『つばきの郷公園』

R+house金沢は、石川県金沢市を中心に建築家とつくる高性能な注文住宅を提供しています。土地の形状や土地周辺の環境に合わせた間取りを提案するだけでなく、長く安心して住み続けられる高性能な住宅にこだわっています。

「どんな土地を探せばいいの？」「資金計画が不安」など、家づくりに関するお悩みはお気軽にお問い合わせください。

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