石川県のほぼ中央に位置している金沢市は、石川県の県庁所在地です。
日本海に面している金沢駅周辺には、江戸時代の風情ある街並みが残るひがし茶屋街や金沢城、湯桶温泉といった観光地がありますが、金沢駅から南側に下ると満願寺山や野田山といった山地も広がっています。
2015年には北陸新幹線が開通し、東京へのアクセスも2時間半となりました。観光地としての需要が増えているため、今後はさらに活気あふれる街へと変化するでしょう。
金沢市の気候は、太平洋側の地域と比べて雨の量が多いところが特徴です。冬場の積雪量が多い地域でもあるため、寒さや雪への対策を十分に行う必要があります。しかし、春や夏は好天の日も多いため、過ごしやすさが感じられるでしょう。

参考：金沢市HP「金沢市の紹介」

観光地としての人気が高まっている金沢市。土地代はどのくらいの価格で推移しているのでしょうか？注文住宅とあわせて土地を購入する場合に重要となる土地価格について詳しくチェックしてみましょう。

金沢市の2022年時点の公示坪単価地価は約43.6万円です。各地域における主な番地の公示坪単価は、以下の通りとなっています。
坪単価が最も高くなっているエリアは、香林坊・片町地区周辺です。北陸地方の中でも有数の繁華街である香林坊・片町周辺エリアには、ファッションや雑貨店が集まった片町きららや、カフェや映画館もある香林坊東急スクエアなどの商業施設が集まっています。
金沢駅から少し離れた地域に位置している泉が丘の坪単価は、35万10万円程度。金沢市の中心地の坪単価は高めとなっていますが、少し離れた地域では比較的土地も購入しやすくなっています。

＞＞石川県白山市の土地価格相場が知りたい方はこちら

金沢市の2022年時点の公示坪単価は約43.6万円。1992年に約160.2万円を記録してからは下降傾向となっていましたが、2022年は前年よりも+1.32％上昇しています。

北陸新幹線が開通した2015年以降の公示坪単価は上昇傾向にあるため、今後も金沢市の土地価格は上昇していく可能性が高いでしょう。

金沢市で実際に不動産売買された注文住宅の事例をチェックしてみましょう。今回は2022年6月以降に売買された土地の事例をまとめました。金沢駅から徒歩10分圏内となると、坪単価も132.5万円と高めですが、徒歩30分圏内まで広げると、坪単価も大幅に下がり30万円程度となっています。
少しでも価格を抑えたい場合には、金沢駅よりも少し離れた場所に位置している地域を検討してみても良いかもしれません。

参考：国土交通省 不動産取引価格情報「金沢市」
参考：国土交通省 不動産取引価格情報「金沢市浅野本町」
参考：国土交通省 不動産取引価格情報「金沢市有松」
参考：国土交通省 不動産取引価格情報「金沢市小坂町」

平屋住宅を建てるときには、面積が50坪以上ある土地がおすすめ。50坪は、165㎡ほどの広さです。ダイニングや和室、子ども部屋といった一般的な間取りを含めた住宅を建てる面積として半分、残りの面積は2台分の駐車スペースと庭にあてられます。十分な生活動線を確保した平屋住宅を建てたい場合には、50坪以上の土地を探してみましょう。
金沢駅周辺の地域では、土地坪単価が50万円以上となっている場所も多く点在しています。土地坪単価の平均が30万円以下となる野々市駅周辺や東金沢、20万円以下となる割出・森本・北間といった地域であれば、平屋住宅も比較的建てやすいでしょう。

＞＞金沢市内で平屋を建てるには？詳しくはこちら！

土地代が高騰してきている金沢市内では、注文住宅を建てる場所に狭小地を選んでみてもいいかもしれません。狭小地の基準と、家づくりの注意点を解説します。

狭小地とは、一般的に15～20坪程度の狭い土地のことを指します。土地の面積が小さく、台形や三角といった不整形な形であることが多いでしょう。

しかし、活用しにくい土地である分、土地代が安くなっていることもあります。建物自体がコンパクトになることが多いため、トータルの建築費用は一般的な住宅より安く抑えられるでしょう。

狭小地は、土地が狭いゆえに収納スペースの確保や、外からの十分な日光や風をとり入れにくいというデメリットがあります。しかし、収納スペースを見える化して壁に備え付けることや、吹き抜けをつくって光をとり入れるといった工夫で問題を改善することも可能です。
また、生活動線を確保するために、キッチンやお風呂などの水回りは同じフロアに集めておくといいでしょう。
土地代が高めである金沢駅周辺に住みたい場合には、家づくりを工夫して狭小地に家を建ててみることもおすすめです。

金沢市内で注文住宅を建てる場所としておすすめのエリアをご紹介しましょう。

北陸自動車道にも近い戸板は、金沢駅から徒歩で約30分の場所に位置しているエリアです。周辺には、イオンタウン金沢示野やマックスバリュ金沢駅西本町店、焼肉きんぐ金沢桜田店など、ショッピングセンターや飲食店が多く立ち並んでいます。金沢駅とも近く、セブンイレブンやファミリーマートといったコンビニも利用しやすい場所にあるため、生活上の利便性を重視する人におすすめのエリアです。

金沢駅の北西に位置している大徳は、戸板から北陸自動車道を超えてさらに日本海側にあるエリアです。金沢駅からは車で10分ほどの場所に位置していますが、県道17号沿いでもあり、比較的交通の利便性がいい地域といえます。スーパーマーケットの大阪屋ショップ大徳店、はま寿司金沢松村店などがあり日常の買い物や食事もしやすいだけでなく、石川県立金沢西高校や石川県立中央病院などの施設も十分に備わっているところが魅力。
ファミリー層にもぴったりなエリアといえるでしょう。

石川県金沢市の土地価格と相場、今後の土地価格推移予想と土地選びのコツをご紹介しました。北陸新幹線が開通して以降、人気が高まっている金沢市内では、中心エリアを少し外すことや、狭小住宅も検討することで土地代を抑えてマイホームを建てられます。東京へのアクセスもしやすくなった風情あふれる金沢市で理想の家づくりをしてみませんか？
金沢市で注文住宅を依頼する工務店をお探しの方は、R+house金沢へお気軽にご相談くださいね。

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