住宅ローンは、返済が滞った際の備えとして、土地・建物を担保に実行されるものです。住宅ローンの審査を受けるには、建物を含めたトータルの予算や建築計画を金融機関に提示する必要があります。

しかし、注文住宅を購入する場合、土地探し・建物の建築がスムーズに並行しないケースも。はじめに土地を購入してから建物の建築がスタートするのが注文住宅です。そのため、土地の契約から完成した家の引き渡しまでの間でかかる費用は、住宅ローンでまかなうことができません。

費用の例としては、土地売買契約時の手付金、残金決済、建築工事請負契約時の着手金や上棟金があります。かかる費用に対して、住宅ローンの「分割融資」や「つなぎ融資」が利用できる可能性も。必要に応じて融資の条件などを確認してみましょう。

一口に「住宅ローン」といっても、何に対する借入が可能かご存じですか？新築の注文住宅を購入する場合は、土地・建物・各種手数料や保険料などの諸費用のほか、照明器具や建具、建物に備え付ける家具などが融資対象となります。住宅とは別の工務店に外構工事を依頼する場合の費用は融資対象外となるケースもあるため、ローンを組む際は注意が必要です。

これらの資金や費用は住宅ローンによって全額まかなうこともできますが、一部は頭金として分けておくのが一般的です。頭金を用意することで住宅ローンの借入額を減らせるため、返済の負担が軽減されるというメリットがあります。

一方、頭金を増やしたがために急な出費、傷病による収入の減少に対応できなくなるリスクも忘れてはいけません。
併せて現在の金利状況等も鑑みると、自己資金を貯めるために時間を費やすよりも、できるだけ早く融資を受けてお家を建てたほうがお得になる傾向が高いです。
しかし、頭金ゼロでは住宅ローンを組めない場合もあるため現時点で家づくりを検討している場合は、まずは工務店やハウスメーカーの担当者へ相談し、今後の資金についても一緒に計画できると良いでしょう。

団信とは、住宅ローン返済中にローンの契約者が死亡、または高度障害状態になった場合、生命保険会社が残債を代位弁済する仕組みです。残された家族がローン返済に困窮することなく過ごせる点では、団信に加入するメリットは大きいでしょう。

また、住宅ローンを組む際、団体信用生命保険（以下、団信）への加入を要件とする金融機関が多く見られます。金融機関も確実に債権を回収できるため、団信への加入を必須条件としているところがほとんど。団信の保険金額は借入残高とイコールであるため、順調に返済すれば（借入残高が減少すれば）、保険金額も減少します。

保険料は住宅ローン金利に含まれるもの・金利に一定率を上乗せするものが多いでしょう。団体扱いの生命保険であるため保険料は低く、加入時の年齢による条件の差もありません。ただし、団信の加入には審査があり、健康上に問題のある方は加入できないため注意が必要です。こういったケースでは、団信加入が任意の「フラット35」を選択する方もいらっしゃいます。

何千万円もの借入を行う住宅ローンは、金利が0.1％でも違うと返済総額が大きく異なります。
仮に、5,000万円を全期間固定金利35年ローンで返済するとしましょう。金利は下記の2種類です。（ボーナス返済や各種手数料は省略）金利差は0.05％ですが、返済総額は53万1,325円も違ってきます。金利差が0.1％以上ある場合、返済総額は100万円以上も差が開くことに。「0.1％ぐらいなら」と思っていると、返済総額に大きな差が出るため気をつけましょう。

＞＞金利が0.1％変わるだけで返済額は大きく変わる？住宅ローンについて詳しくはこちら！

注文住宅を建てる際に欠かせない住宅ローン選びの注意点をご紹介しました。金沢市には、住宅ローンを取り扱う大手銀行・地銀・信用金庫が多数あります。住宅ローンは、同じ金額を借りても、金利がたった0.1％違うだけで返済総額に100万円以上の差が出ることもある金融商品です。以下では、主な金融機関の住宅ローン情報をまとめているので、比較検討の参考にしてください。

三菱UFJ銀行は、住宅ローン契約額が日本で最も多いメガバンクです。金沢市には、金沢支店・金沢中央支店を構えています。ホームページや窓口で無料事前審査を行い、正式な申し込みから契約までインターネットで手続きすれば、下記の金利が適用されます（2023年8月時点）
大手ならではの金利の低さが目を惹く内容です。
＞＞三菱UFJ銀行の住宅ローンの金利情報の詳細はこちら

みずほ銀行は、住宅ローン借入後でも返済額を調整できるサービスを実施しています。ライフイベントにより支出が増加した場合、返済額を下げることが可能です。また、インターネットバンキングなら一部繰り上げ返済手数料が0円に。家計に余裕のある時期は気軽に繰り上げ返済ができます（2023年8月時点）
＞＞みずほ銀行の住宅ローンの金利情報の詳細はこちら

三井住友銀行の住宅ローンには、「最後までずーっと引き下げプラン」「最初にぐぐっと引き下げプラン」「超長期固定金利型プラン」の3種類が用意されています。各プランには、金利に上乗せするかたちで、団信や8大疾病保障、自然災害時返済一部免除などのオプションを利用することもできます（2023年8月時点） ＞＞三井住友銀行の住宅ローンの金利情報の詳細はこちら

北國銀行は、金沢市を本拠地に富山県や福井県にも店舗を置く地方銀行です。低金利にばかり目が行きがちな住宅ローンを、諸費用や手数料、更新後の金利といったトータルコストで選ぶことを提案。団信も3種類用意されており、夫婦2人で加入できる「夫婦連生団信」は共働き夫婦にも安心のプランです（2023年8月時点） ＞＞北國銀行の住宅ローンの金利情報の詳細はこちら

北陸銀行は富山市に本店を置き、石川県にも多数の店舗を構える地方銀行です。固定金利特約期間が終了しても金利引き下げ幅が「変わらない」、インターネット手続きにより印紙代と一部繰り上げ返済手数料が「0円」、団信のラインナップが豊富で「安心」といった強みを持つプランを打ち出しています（2023年8月時点） ＞＞北陸銀行の住宅ローンの金利情報の詳細はこちら

金沢信用金庫は、快適に暮らすために必要なマイホームプランを事前シミュレーションでサポート。年齢や収入、借入希望額といった項目を、公式サイト上にあるシミュレーターに入力すれば、現状に合ったプランを割り出してくれます。また、自己資金なども入力すれば、購入可能な物件価格の目安も算出できます（2023年8月時点） ＞＞金沢信用金庫の住宅ローンの金利情報の詳細はこちら

のと共栄信用金庫は、石川県七尾市に本店を置く信用金庫です。有担保ローンと無担保ローンを用意し、多様なプランを展開しています。給与・年金振込やカードローン契約、自動引落しなどの契約があれば、基準金利から0.1～0.4％の金利引き下げ制度を利用することも可能です（2023年8月時点） ＞＞のと共栄信用金庫の住宅ローンの金利情報の詳細はこちら
＞＞石川県白山市周辺の住宅ローン・金利についてはこちら！

本記事では、注文住宅を建てる際に利用する住宅ローンの注意点をまとめてみました。気をつけるべき点を押さえていても、いざ自分たちで調べようと思うとわからないことが出てきたりするものです。暮らしやすさを追求する金沢市の「R+house 金沢」は、契約前に知っておけば役立つ「家づくり勉強会」や「資金相談会」も行っております。住み心地・住みやすさはもちろん、機能性や耐久性の高いデザイナーズ住宅を低コストでお届けする工務店です。金沢市で注文住宅を建てるなら、ぜひご相談ください。
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