石川県金沢市の治安は？家づくりで必要な防犯対策も解説

石川県金沢市ってどんな所？

石川県金沢市は本州のほぼ中央に位置しており、人口は2022年12月現在、約45万9千人となっています。金沢市は、加賀藩を率いた前田利家が居城していたとされる金沢城が有名です。また、加賀友禅や金沢漆器などの伝統工芸品、茶の湯や加賀宝生などの伝統文化が今なお受け継がれており、歴史を深く感じられる街でもあります。
2015年に北陸新幹線が開通し、東京～金沢間を約2時間半で行き来できるようになったため、観光地としても人気のエリア。北陸地方で獲れる新鮮な魚介類を目当てに訪れる方も多くいます。

参考：金沢市HP「金沢市の紹介」

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石川県金沢市の住みやすい点とは？

石川県金沢市は、商業施設や医療、行政機関などが集約されたコンパクトシティのため、比較的住みやすいといえます。エリアごとの住みやすさについて解説していきましょう。

金沢駅周辺

金沢駅周辺には、ホテルやカフェ、レストランなどが集まる複合施設の「クロスゲート金沢」、ファッションや映画が楽しめるショッピングモールの「金沢フォーラス」など、多くの商業施設が集まっているため買い物がしやすいです。また、バスの路線が多く、飲食店が集まるエリアでもあるため、利便性が高いでしょう。

香林坊・武蔵エリア

香林坊・武蔵は、金沢市の有名な観光地である「兼六園」や「金沢城公園」などが近くにあります。また、香林坊にはファッションやレストランなどが入った「香林坊東急スクエア」や「香林坊アトリオ」があるため、観光と買い物が楽しめるスポットでもあるのです。金沢市の繁華街でありながら、歴史情緒を感じられるところが観光客や地元の方に人気。香林坊・武蔵周辺は、徒歩や路線バスでの移動が楽にできるため、車を所有しない方に住みやすいエリアでしょう。

もりの里エリア

もりの里エリアには浅野川が流れており、河川敷を散歩する方やランニングする方が多くいます。また、春になると河川敷に咲き誇る満開の桜を見られるので、花見スポットとしても人気。大型商業施設の「イオンもりの里」やコンビニも立ち並んでいるので、買い物にも困りません。繁華街から少し離れており、自然を感じられるエリアでもあるので、子育て世代の方におすすめでしょう。

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石川県金沢市の住みにくい点とは？

石川県金沢市は比較的住みやすいエリアですが、住みにくいと感じる点もあります。

車が必要

金沢市で生活するには、車が必須といえます。金沢駅周辺や香林坊・武蔵エリアの中心街は、バスの交通網が整っているため車は必要ないでしょう。しかし、中心街から離れた地域の場合、公共交通機関の不便さを感じるかもしれません。そのため、金沢市に住む多くの方が車を所有しており、通勤や買い物で利用しています。金沢市に住む際には、車についても視野に入れておくといいでしょう。

降水量の多い地域

金沢市は日本海側気候で、春と夏は晴れの日が多い反面、冬は雨の日が多くなり積雪もある地域。そのため、「弁当忘れても傘忘れるな」という格言があるぐらい、傘の常備が必須といわれる地域なのです。また、夏の金沢市は湿度が高いため、気温よりも暑く感じます。人によっては、住みにくいと感じる場合があるようです。

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金沢市の治安ってどうなの？

まず、金沢市がある石川県の犯罪発生率は47都道府県中40位で、全国と比較しても安全な地域といえます。
さらに、石川県警察本部が発表している、2022年1月～11月に起きた金沢市における刑法犯罪の認知件数によると総数は1603件。認知件数の総数と2022年12月末時点の金沢市の人口を1000人あたりで算出すると、総犯罪率は3.4です。金沢市以外の地域と比較してみましょう。

金沢市は北陸地方を代表する主要都市で、他の地域より人口が多いため刑法犯罪の総数も多くなっています。しかし、金沢市は約113,000人の白山市より4倍の人口が住む地域なのにも関わらず、犯罪率がほぼ同じという結果に。そのため、金沢市は比較的治安の良い街といえるでしょう。
金沢市片町エリアは、多くの飲み屋やクラブ、バーなどが立ち並んでおり、夜になると雰囲気がガラリと変わるため、少し治安が悪いと感じるかもしれません。

通学は安心してできる？

金沢市では「子ども見守りボランティア」という活動を行っています。子ども見守りボランティアは、登下校の児童生徒を見守りながら通学路を巡回し、不審者を発見した場合は速やかに学校へ通報するなどの活動を行っているのです。
また2012年、全国で相次いで起きた登下校中の交通事故が発生したことを受けて、2015年に「金沢市通学路交通安全プログラム」を策定。金沢市の学校関係者や警察、有識者などが連携を取り、定期的な情報交換や協議を行って通学路の安全確保を図っています。
このような取り組みにより、金沢市の子どもたちは安心して学区内を通学できているのです。

金沢市の交番や警察署はどのくらいある？

金沢市には、約20の交番や警察署があり、特に金沢駅や金沢城公園の中心部に多く点在しています。金沢市の南部丘陵と東部丘陵のエリアには交番や警察署が少ないため、防犯強化を考えている方は、中央や西部エリアがおすすめです。

金沢市で行っている防犯対策とは？

金沢市では、夜間の犯罪防止と市民の通行が安全にできるように、防犯街路灯設置や電気料の助成制度を行っています。また、地域で活動する自主防犯組織への支援の一環として拍子木の配布も実施。さらに、市民や警察署と連携して防犯パトロールを実施して、地域の環境浄化に取り組んでいます。

参考：加賀市HP「世帯及び人口数」
参考：小松市HP「令和5年校下、男女、年齢階層別人口」
参考：能美市HP「令和5年7月1日現在（総人口）」
参考：白山市HP「地区別年齢区分別の住基人口」
参考：金沢市HP「年齢別人口・世帯数【改正後】」
参考：野々市市HP「人口・世帯数（令和5年5月末日現在）」
参考：七尾市HP「人口・世帯数のうごき」
参考：金沢市HP「子ども見守りボランティア」
参考：金沢市HP「金沢市通学路交通安全プログラム」
参考：金沢市HP「地域別構想（平成10年3月策定）」
参考：金沢市HP「防犯」

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家づくりで必要なセキュリティ対策とは

家づくりで取り入れるべきセキュリティ対策について解説していきましょう。

窓

空き巣の侵入経路として利用されるのが窓。施錠をするのはもちろんですが、セキュリティ強化として防犯ガラスの採用や窓枠に面格子をつけるなどの対策を行いましょう。また、中古物件や賃貸の場合は、あとから防犯フィルムや補助錠を取り付ける対策がおすすめです。

玄関のドア

空き巣はピッキングや錠破りで侵入する場合があります。玄関ドアのセキュリティ強化には、防犯性能が高い鍵やアラームを取り付け、二重ロックを確保しておきましょう。また、玄関前は照明や防犯灯で明るくし、防犯カメラを設置するのも有効です。

ベランダ

一階のみならず二階のベランダも侵入の危険性があります。新築を設計する際には、車庫や塀などが侵入時の足場となっていないかを確認しましょう。また、ベランダの窓も防犯ガラスを採用し、補助錠や鍵付きのクレセントにするのがおすすめです。

外構

防犯性能を高めるためには、外構にもこだわりましょう。家に面した道路から玄関や庭が見えるようにすると侵入した際、周囲の住民にも気づかれやすくなるため、セキュリティ対策になります。また、家の周りに防犯砂利を敷くと歩くたびに音が鳴るので、不審者の侵入に気づけるのです。

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石川県金沢市で注文住宅を建てるのにおすすめのエリア

石川県金沢市で注文住宅を建てるのにおすすめのエリアは西部です。詳しくご紹介しましょう。

松村エリア

松村エリアを通る主要道路の金石街道は、バスの路線が多く金沢駅まで約10分で着きます。交通アクセスがしやすいだけでなく、石川県庁や保健センターなどの公共施設、総合病院や個人病院などの医療施設が充実しているので安心して暮らせる地域です。また、松村エリアには保育園から高校までそろっているため、子育て世代におすすめの地域でもあります。