白山市は子育て世代に優しい街
白山市は東洋経済新報社による「住みよさランキング」で、全国812の市区の中から4年連続で10位内に入るなど、住みやすい街として定評があります。背景には、山・川・海といった自然に恵まれていることや、イータウン白山やイオンモール白山といった商業施設があること、隣接する金沢市へのアクセスがしやすいことなどが挙げられますが、自治体の充実した支援制度も人気の理由のひとつです。白山市では、子育て環境の充実を重点的に行うことを目標に掲げており、保育サービスや子育て世帯への支援体制を強化するなど、子育て世代に優しい街でもあります。
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白山市の医療費に関する支援制度
白山市の医療費に関する制度には、子育て世代に特化したものや、全世代で利用できるものがあります。詳しく見ていきましょう。
子育て支援医療給付金
この制度は、子育てにかかる家庭への経済的負担を軽減させ、保護者が安心して子育てに専念できる環境づくりを目的としています。内容は、子どもが0歳から18歳の最初に迎える3月31日まで、石川県内で受診した保険診療分の医療費を家庭で負担する必要がないというものです。通院での費用はもちろん、入院費や、保険調剤の薬代などもかかりません。対象とならない医療費に、予防接種や入院時の部屋代の差額、第三者による交通事故での診療などがありますが、それでも病気や怪我が増えがちな子どもがいる家庭では、大変助かる制度でしょう。
PET(ペット)検診費用助成
PET検診とは、小さながんや認知症を早期に発見するための検査です。白山市民であれば年齢を問わず、通常のPETがん検診で8,000円、がんと認知症のセット検診で42,000円の助成金を受け取れます。通常、PET検診は、治療中など保険診療が適応される場合でなければ自由診療となり、自己負担額の相場は100,000円前後と高額です。また、白山市周辺の南加賀地区でPETを受けられるのは、白山市と連携している公立松任石川中央病院総合健診センターしかなく、最新設備のある病院が近くにあるのも、白山市に住むメリットと言えます。
白山市の住宅に関する支援制度
白山市ではより多くの人に住んでもらえるよう、新築や空き家のリフォームなど、マイホームを購入する方に向けてさまざまな制度が用意されています。マイホームの資金計画は、白山市の制度を知ったうえで行うのがおすすめです。どの制度にも、ここでは紹介しきれない詳細な必要事項が設けられているため、利用の際は市のホームページをチェックするなど、不備がないよう気を付けましょう。
定住促進支援制度
2023年4月から改正された白山市の定住促進支援制度は、改正前より条件が緩和されたうえ、助成金が増額するなど申請者にとってより良い制度になりました。利用できる制度は下記のとおりで、それぞれ併用はできません。
若者・子育て世帯定住奨励金
この制度は45歳未満で白山市に新築の家を建てる、または購入する世帯を対象としています。基本の助成金額は、ローンの10%以内の30万円までです。しかし、18歳未満の子どもがいる家庭で300,000円、35歳未満の若い世帯で20万円、婚姻して3年未満の新婚世帯で10万円がそれぞれ加算され、条件をすべて満たせば最大90万円の助成金を受け取れます。利用条件はほかに、住宅ローンの返済予定が10年以上であることや、一定の延床面積を要することなどがあります。
白山ろく地域定住奨励金
この制度では、白山ろく地域に新築の家を建てる、または購入した場合、ローンの10%以内の100万円まで助成金が支払われます。白山ろく地域は白山市の南部に位置し、河内・鳥越・吉野谷・尾口・白峰の5地区から成り立つエリアです。白山市中心部からは離れていますが、自然豊かな土地を利用した白山ろくテーマパークや白山恐竜パーク白峰など、子どもたちが楽しめるスポットもあります。制度の利用には、若者・子育て世帯定住奨励金制度と同様、住宅ローンの期間や、延床面積の基準を満たすことが条件です。
三世代ファミリー同居奨励金
この制度は、18歳未満の子どもがいる親と、祖父母がいる世帯が対象です。親子三世代で同居するために新築の家を建てる、または購入する、もしくはリフォームする場合に助成金を受け取れます。新築の場合は基本の助成額が60万円となっており、35歳未満の世帯で20万円、婚姻して3年未満の新婚世帯で10万円が加算されます。リフォームの場合は、30万円のみの助成額です。いずれも住宅が完成した日から半年以内の申請が必要なため、手続きは忘れず早めに行いましょう。
空き家改修補助制度
新築にこだわりがない場合や、住みたい地域に理想の土地がない場合は、空き家バンクを利用してリフォームするのもひとつの方法かもしれません。空き家を購入して改修・修繕する場合は、以下の制度を利用できます。
空き家改修補助金
この制度は、白山市の空き家バンクに登録されている物件の、持ち主や購入者、賃借人が利用できる制度です。物件の改修・修繕に10万円以上の費用が発生した場合、補助を受けられます。助成金額は、改修にかかった費用の2分の1、最大50万円までが限度です。空き家バンクは、空き家の所有者と利用したい人を繋ぐ仕組みで、利用者登録をすれば空き家の見学もできます。
そのほかの住宅支援制度
白山市で受けられる、そのほかの住宅に関する支援制度をまとめました。
フラット35地域連携型事業
定住促進支援制度のいずれか、または空き家改修補助金制度を利用した方が対象となる制度です。フラット35を利用して住宅ローンを組んだ場合、はじめの10年間の金利が0.25%引き下げられます。
白山市地域材活用住宅
新築およびリフォームを行う木造住宅に限り、白山市産の木材を使用すれば、使用量に応じて補助金を受け取れる制度です。7~50万円の補助金額が設定されていますが、毎年の予算内でしか補助されないため、申請のタイミングによっては翌年度の補助対象になる場合があります。
耐震補助制度
耐震補助制度のうち、耐震診断事業制度では、図面で住宅の耐震性を診断する簡易耐震診断を無料で受けられます。希望者には有料で、現地調査を行うことも可能です。また耐震改修工事の補助制度では、古い構法でつくられた木造住宅の、耐震改修工事にかかった費用の10分の10、最大で150万円を受け取れます。空き家を購入して耐震改修する際は、耐震補助制度が利用できることを念頭に置いておくと良いでしょう。
住宅用太陽光発電システム及び住宅用蓄電システム設置費の補助
住宅用の太陽光発電と蓄電池の設備を同時に設置する場合に最大10万円、すでに太陽光発電設備があり、蓄電池を追加で設置する場合に最大5万円の補助金が支払われる制度です。いずれの設備も、仕様や性能に条件があるため、設置を検討している方は申請概要を必ず確認しておきましょう。
屋根融雪装置の設置費補助・除雪機械の購入費補助
白山市では雪対策の一環として、自宅の屋根に雪を溶かす装置を設置する場合、設置費用の2分の1まで、最大100万円の補助金を受け取れます。また、除雪機を購入する際は、白山市内の販売店で20万円以上の機械を購入した場合のみ、購入金額の4分の1まで、最大50万円の補助金が支払われます。
白山市の制度を利用して、R+house金沢で賢い家づくりを
白山市は医療費の支援制度が充実しているだけでなく、マイホーム取得のための支援制度もしっかり備わっています。白山市で理想の家を建てるために、市の制度をうまく利用していきましょう。R+house金沢では、資金計画などの疑問を解消する無料の個別相談をほぼ毎日開催しております。ぜひお気軽にご参加ください。
>>白山市の補助金制度を活用して、お得に建てられる注文住宅「R+house」についてはこちら
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