石川県白山市はどんな街?
まず白山市はどんな街か見ていきましょう。白山市は石川県の南西部に位置する街です。2005年に1市2町5村の合併によりできた市で、県内で最も広い総面積を誇ります。日本海側エリアから手取川が流れる渓谷エリア、そして日本三大名山の1つでもある白山がある山間部エリアまで標高差約2,700mの市です。
豊かな自然を誇る白山市は、市の全域が「白山手取川ジオパーク」に認定されています。
自然に溢れた街である一方で、大型商業施設が集まるエリアも見られます。なかでも、「イオンモール白山」があるJR松任駅周辺は白山市内でも賑わうエリアです。市の北部は金沢市に隣接しておりアクセスも良好。松任駅からJR北陸本線に乗車すると、金沢駅まで3駅で到着します。白山市は、豊かな自然と利便性を兼ね備えた住みやすい街です。
豊かな自然を誇る白山市は、市の全域が「白山手取川ジオパーク」に認定されています。
自然に溢れた街である一方で、大型商業施設が集まるエリアも見られます。なかでも、「イオンモール白山」があるJR松任駅周辺は白山市内でも賑わうエリアです。市の北部は金沢市に隣接しておりアクセスも良好。松任駅からJR北陸本線に乗車すると、金沢駅まで3駅で到着します。白山市は、豊かな自然と利便性を兼ね備えた住みやすい街です。
石川県白山市の水害リスク
白山市には石川県内で最も大きい河川である手取川が流れています。そのため、豪雨時に手取川の氾濫による浸水が予測されています。土地探しをするうえでは、手取川周辺のほか、各河川周辺の水害リスクを把握しておくことが必要です。
石川県白山市の洪水ハザードマップを参考に、水害リスクが高いエリアとリスクが低いエリアを確認していきましょう。
石川県白山市の洪水ハザードマップを参考に、水害リスクが高いエリアとリスクが低いエリアを確認していきましょう。
ハザードマップから見る水害リスクが高いエリア
洪水ハザードマップによると、松任駅周辺の市街地では広範囲にわたり、手取川・犀川・安原川・高橋川の氾濫による浸水リスクが指摘されています。浸水深は0.5m未満、あるいは0.5m~3.0mです。
美川地域では、手取川に接していることもあり、浸水深が3.0m~5.0m、あるいは5.0m~10.0mになる場所もあります。同様に、鶴来地域でも手取川近くは浸水リスクが高い予想です。
鳥越地域は手取川のほか、大日川周辺で浸水リスクがあります。尾口地域は手取川に加えて尾添川周辺で、河岸浸食(川の流れの勢いにより護岸が削り取られる現象)のリスクが予測されています。
なお、すべての地域を通じ、上記は1,000年以上に1度の最大規模の降雨による予想です。
美川地域では、手取川に接していることもあり、浸水深が3.0m~5.0m、あるいは5.0m~10.0mになる場所もあります。同様に、鶴来地域でも手取川近くは浸水リスクが高い予想です。
鳥越地域は手取川のほか、大日川周辺で浸水リスクがあります。尾口地域は手取川に加えて尾添川周辺で、河岸浸食(川の流れの勢いにより護岸が削り取られる現象)のリスクが予測されています。
なお、すべての地域を通じ、上記は1,000年以上に1度の最大規模の降雨による予想です。
白山市の河川と過去の水害事例
白山市で起きた水害には、2022年8月4日の記録的な豪雨が挙げられます。白山市では、床下浸水が64件、床上浸水が13件という被害が発生。(※1)手取川の鶴来水位観測所では氾濫危険水位に到達したため、身の安全の確保について注意喚起されました。
また、手取川流域の過去の災害事例には、1934年の大洪水をはじめ、2006年には大雨による河床の洗堀防止ブロックの流出や、河岸の決壊なども起きています。
※1:2022年9月15日時点
また、手取川流域の過去の災害事例には、1934年の大洪水をはじめ、2006年には大雨による河床の洗堀防止ブロックの流出や、河岸の決壊なども起きています。
※1:2022年9月15日時点
水害リスクが低い場所
石川県白山市では、JR加賀笠間駅近くの宮保や笠間などが、比較的浸水リスクの低いエリアです。白山市の市街地は広範囲にわたり浸水リスクがありますが、所々に洪水などの被害を受けにくいエリアが存在しています。
>>お隣の金沢市のハザードマップはどうなっている?詳しくはこちら!
>>お隣の金沢市のハザードマップはどうなっている?詳しくはこちら!
家づくりで重視したい水害対策
水害リスクの低い環境で暮らすなら、水害に強い住宅性能も重視してみましょう。
水害から住宅を守るには、床上浸水を防ぐことがポイントです。水害に強い家づくりの主な方法をご紹介しましょう。
水害から住宅を守るには、床上浸水を防ぐことがポイントです。水害に強い家づくりの主な方法をご紹介しましょう。
高床式にする
家の基礎を高くする方法です。高床式の主な方法には、1階を柱などで高位置にし、駐車場として活用する「ピロティ構造」があります。生活の場となる2階の床面が上昇することで、浸水リスクが軽減するのがメリットです。
そのほか、基礎部分を高くし、1階の床面を上げる方法も効果的です。
そのほか、基礎部分を高くし、1階の床面を上げる方法も効果的です。
盛り土によるかさ上げをする
土地に盛り土をし、敷地全体を高位置まで押し上げる方法です。土地の斜面が崩落しないよう、鉄筋コンクリートで壁をつくり強固にします。
防水性の囲いを設置する
防水性に優れた塀で家を囲むことで、水の侵入を防ぎます。玄関などには、防水性の門扉を取りつけると効果的です。防水性の囲いは津波の対策にもなるでしょう。
外壁の防水性を高める
住宅の水害対策を強化するなら、外壁にも注目してみましょう。防水塗料を採用する、1階の外壁をRC造にするなどの方法があります。開口部は止水版の設置ができるように設計しましょう。
石川県白山市の地盤の強度
石川県白山市は日本海側エリア・中央に位置する渓谷エリア・白山のある山間部エリアに分けられます。このうち、渓谷エリアと山間部エリアの主な地形区分は山地斜面・丘陵地などです。市街地の日本海側エリアは主に扇状地に区分されます。
扇状地は山地から平地にかけて扇状に形成されるのが特徴です。砂礫や小石などが積み重なり、比較的強固な地盤ですが、場所によっては土石流に注意が必要です。
扇状地は山地から平地にかけて扇状に形成されるのが特徴です。砂礫や小石などが積み重なり、比較的強固な地盤ですが、場所によっては土石流に注意が必要です。
土砂崩れのリスクが高いエリア
石川県土砂災害情報システム「SABOアイ」によると、石川県白山市で土砂崩れのリスクが高いエリアは山沿いを中心に各所で見られます。白山市の山間部エリアでは、河原山町などに土砂災害警戒区域があります。
市の中央に位置する渓谷エリアの土砂災害警戒区域は、吉野などです。市街地のある日本海側は土砂災害警戒区域に指定されているエリアは少ない傾向にありますが、鶴来周辺エリアなど、山や崖の見られる場所には土砂災害警戒区域が随所に見られます。
市の中央に位置する渓谷エリアの土砂災害警戒区域は、吉野などです。市街地のある日本海側は土砂災害警戒区域に指定されているエリアは少ない傾向にありますが、鶴来周辺エリアなど、山や崖の見られる場所には土砂災害警戒区域が随所に見られます。
液状化の仕組みと発生しやすいエリア
液状化は、その多くが地震の揺れがきっかけで発生するものです。土壌内には地下水面があり、砂粒などの間に水分が入り込んだ状態で成り立っています。激しい地震が起きると、砂粒の結合が緩んでしまい水分との分離が起こります。分離後に水分が地表に噴出する現象が液状化です。
石川県白山市で液状化が起きやすいエリアは、主に日本海側の市街地や鶴来・河内・鳥越です。市街地は主に扇状地であるため比較的締まりのよい地盤ですが、手取川付近では地盤の軟弱な氾濫平野・旧河道も見られます。地盤の緩い手取川付近は液状化のリスクが高い傾向にあるでしょう。
なお、液状化のリスクがあるエリアでは、地盤改良をする手段もあります。薬剤注入工法や表層改良工法が代表的な改良方法です。
石川県白山市で液状化が起きやすいエリアは、主に日本海側の市街地や鶴来・河内・鳥越です。市街地は主に扇状地であるため比較的締まりのよい地盤ですが、手取川付近では地盤の軟弱な氾濫平野・旧河道も見られます。地盤の緩い手取川付近は液状化のリスクが高い傾向にあるでしょう。
なお、液状化のリスクがあるエリアでは、地盤改良をする手段もあります。薬剤注入工法や表層改良工法が代表的な改良方法です。
石川県白山市で過去に起きた地震による災害事例
石川県では2007年に「平成19年能登半島地震」が起き、七尾市や輪島市などで震度6強を観測して以降、高頻度で震度6程度の地震が発生していました。
2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」では能登地方で最大震度7を観測し、白山市でも震度5弱を観測しました。
石川県内の住宅被害は2月時点でも46,000棟以上といわれております。今後もいつ起こるかわからない大きな地震に備えて、耐震・免震・制震といった地震の揺れに強い家づくりが重要となってきます。
参考サイト:石川県「令和6年能登半島地震による被害状況について」
2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」では能登地方で最大震度7を観測し、白山市でも震度5弱を観測しました。
石川県内の住宅被害は2月時点でも46,000棟以上といわれております。今後もいつ起こるかわからない大きな地震に備えて、耐震・免震・制震といった地震の揺れに強い家づくりが重要となってきます。
参考サイト:石川県「令和6年能登半島地震による被害状況について」
地震に強い家にするには?
地震対策なら、耐震構造や免震構造の住宅にする方法があります。耐震は、地震の揺れに耐えられる構造、免震は地震の揺れを受け流し、家に伝えないようにする構造です。ほかに、地震の揺れを吸収する、制震構造にする方法もあります。
石川県白山市の災害関連の補償制度は?
白山市では水害や土砂災害などの罹災に対して、貸付制度を設けています。白山市では世帯主の負傷や被害の種類、状況に応じ、150万円~350万円の貸付を行っています。
そのほか、県からの告示により「被災者生活再建支援制度」が適用されれば、支援金が受け取れる場合があります。
また万が一の被害に備えて、白山市の公式サイトでは「災害関連情報リンク集」を公開しています。
参考元:白山市公式サイト「災害関連リンク集」
石川県白山市で注文住宅を建てるならこのエリアがおすすめ!
ここまでの解説を踏まえ、石川県白山市で注文住宅を建てる際のおすすめエリアをご紹介しましょう。
宮保・笠間エリア
JR北陸本線の加賀笠間駅付近にある宮保や笠間は、洪水による浸水リスクが比較的低いエリアです。近隣の松任駅や野々市駅周辺まで行けば「イオンモール白山」や「コストコホールセール 野々市倉庫店」がありショッピングやレジャーに最適です。
また、国道8号線沿いにも「イオン松任店」や「アピタ松任店」があり日々の買い物が充実します。春には桜、秋には紅葉が楽しめる「松任総合運動公園」もあり、自然を味わうこともできるでしょう。
また、国道8号線沿いにも「イオン松任店」や「アピタ松任店」があり日々の買い物が充実します。春には桜、秋には紅葉が楽しめる「松任総合運動公園」もあり、自然を味わうこともできるでしょう。
山島・林中エリア
白山市では、国道157号線沿いのエリアもおすすめです。「大阪屋ショップ鶴来店」や「マルエー コア井口店」などスーパーも並び、買い物に便利です。ただし、手取川付近は洪水による浸水リスクや、地震による液状化のリスクが高い傾向にあります。
北陸鉄道の沿線からは少し離れますが、山島や林中などのエリアは浸水リスクが低い高台エリアもあり、比較的安心して暮らせるでしょう。
北陸鉄道の沿線からは少し離れますが、山島や林中などのエリアは浸水リスクが低い高台エリアもあり、比較的安心して暮らせるでしょう。
水害・地震に強い家づくりならR+house金沢へ!
水害や地震に耐え得る一戸建て住宅を建てるには、ハザードマップで災害リスクを把握しておくことが重要です。より災害に強い家づくりをするなら、住宅性能の向上もポイントになるでしょう。
R+house金沢なら、耐久性に優れた注文住宅の建築が可能です。性能の高さに限らず、デザイン性やコストダウンも実現させます。石川県白山市で注文住宅を建てたい方は、水害や耐震への対策も可能なR+house金沢へご相談ください。
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