能登半島地震の影響について
石川県では、2024年1月1日に発生した最大震度7の能登半島地震の影響により、多くの人的・建物被害あったことは記憶に新しいでしょう。
2024年6月27日時点における、能登半島地震の被害報告をご紹介します。現在においても、輪島市で21箇所、珠洲市で25箇所、志賀町で5箇所、七尾市で3箇所、穴水町で4箇所、能登町で2ヵ所の市町1次避難所が開設されています。スポーツセンター、旅館やホテルなども避難所として開設されており、累計1.3万人を超える人たちが、今も避難所生活を続けている状況です。
住宅被害に関しては、全壊8千棟、半壊1.6万棟、一部破損5.9万棟に及びます。また、能登半島地震では石川県各地で津波も観測されました。津波の痕跡から、珠洲市・能登町などの日本海沿岸において、4mを超える津波が発生したのではないかと考えられています。
また、石川県周辺を流れる河川にもさまざまな災害報告がされています。例を挙げると、輪島市の河原田川などで斜面が崩れて土砂が川を塞いでしまう「河道埋塞」が起こったり、能登町の北河内ダム・貯水池周辺で崩落が起きたりしました。
地震発生後には、能登半島のほぼ全域において断水が発生。その際には、各地において地下水調査・水質測定が実施され、代替水源として井戸の整備が進められるなど、各地で水源確保が検討されました。
2024年6月27日時点における、能登半島地震の被害報告をご紹介します。現在においても、輪島市で21箇所、珠洲市で25箇所、志賀町で5箇所、七尾市で3箇所、穴水町で4箇所、能登町で2ヵ所の市町1次避難所が開設されています。スポーツセンター、旅館やホテルなども避難所として開設されており、累計1.3万人を超える人たちが、今も避難所生活を続けている状況です。
住宅被害に関しては、全壊8千棟、半壊1.6万棟、一部破損5.9万棟に及びます。また、能登半島地震では石川県各地で津波も観測されました。津波の痕跡から、珠洲市・能登町などの日本海沿岸において、4mを超える津波が発生したのではないかと考えられています。
また、石川県周辺を流れる河川にもさまざまな災害報告がされています。例を挙げると、輪島市の河原田川などで斜面が崩れて土砂が川を塞いでしまう「河道埋塞」が起こったり、能登町の北河内ダム・貯水池周辺で崩落が起きたりしました。
地震発生後には、能登半島のほぼ全域において断水が発生。その際には、各地において地下水調査・水質測定が実施され、代替水源として井戸の整備が進められるなど、各地で水源確保が検討されました。
被災者生活再建支援制度について
石川県では、地震で住居が全壊・半壊など被害に遭われた方に向けて、支援金を給付しています。住宅の損傷の程度により、基礎支援金・加算支援金などが定められています。例えば、全壊世帯は建築・購入にあたり、基礎支援金100万円と加算支援金200万円の計300万円が給付されます。詳しくは、石川県のWebページをご確認ください。
参考元:石川県「目的別・令和6年(2024年)能登半島地震に関する情報(対策本部・被災状況)」
参考元:石川県「被害等の状況について(第141報)【2024年6月27日15時00分現在】」
参考元:国土交通省「令和6年能登半島地震に伴う河川・海岸の対応状況等について 」
参考元:国土交通省「水管理・国土保全」
参考元:石川県「被災者生活再建支援制度」
>>参考コラム:石川県金沢市に注文住宅を建てるとき地震保険は必要?補償内容やメリットを解説
参考元:石川県「目的別・令和6年(2024年)能登半島地震に関する情報(対策本部・被災状況)」
参考元:石川県「被害等の状況について(第141報)【2024年6月27日15時00分現在】」
参考元:国土交通省「令和6年能登半島地震に伴う河川・海岸の対応状況等について 」
参考元:国土交通省「水管理・国土保全」
参考元:石川県「被災者生活再建支援制度」
>>参考コラム:石川県金沢市に注文住宅を建てるとき地震保険は必要?補償内容やメリットを解説
必見!石川県のハザードマップを見てみよう!
ここからは、石川県全域におけるハザードマップの情報をチェックしましょう。自然災害の危険性が高いエリアなどを併せてご紹介します。
液状化しやすさマップ
液状化とは、地震が発生した影響により地盤が液体状になる現象です。地震の揺れによって、地中にある地下水の圧力が高まって、砂の粒子同士の結びつきがバラバラとなり地下水に浮いた状態となります。地盤が液状化すると、マンホールが浮き上がったり、建物の沈下や転倒が起きたりします。液状化が起こりやすい地盤は、砂丘の周縁部のような地下水位が高く砂が堆積して締め固まっていないのが特徴です。
国土交通省北陸地方整備局が提供している、石川県内の「液状化しやすさマップ」で地盤を見ていきましょう。石川県全域で、液状化の起きやすい地域がいくつか確認できます。下記は、ハザードマップ上で液状化危険度4のエリアです。
・【金沢地域】浅野川、大野川、河北干潟周辺
・【小松・加賀地域】梯川流域、木場潟周辺
・【七尾地域】七尾港沿岸、大谷川、御祓川周辺
※詳しい分布は、「液状化しやすさマップ」でご確認ください。
なお、能登半島地震では金沢市内灘町、かほく市大崎町、羽咋市大川町などで液状化による被害が確認されています。これらの地域では、道路が隆起して建物が傾いたり下水道管が破裂したりするなど、多くの被害見られました。現在も復旧・復興に向けて、宅地の地盤改良・修復工事が進められています。
参考元:東京都都市整備局 「液状化現象って何?」
参考元:石川県「3章.液状化 Q&A 」
参考元:石川県「液状化のメカニズム」
参考元:国土交通省北陸地方整備局「石川県内液状化しやすさマップ」
参考元:国土交通省北陸地方整備局「金沢地域」
参考元:国土交通省北陸地方整備局「小松・加賀地域」
参考元:国土交通省北陸地方整備局「七尾地域」
>>参考コラム:注文住宅を建てるときは地盤が大切!石川県金沢市の地盤について解説
>>参考コラム:石川県金沢市・野々市市・白山市で注文住宅を建てる際は液状化対策を!被害リスクについても解説
国土交通省北陸地方整備局が提供している、石川県内の「液状化しやすさマップ」で地盤を見ていきましょう。石川県全域で、液状化の起きやすい地域がいくつか確認できます。下記は、ハザードマップ上で液状化危険度4のエリアです。
・【金沢地域】浅野川、大野川、河北干潟周辺
・【小松・加賀地域】梯川流域、木場潟周辺
・【七尾地域】七尾港沿岸、大谷川、御祓川周辺
※詳しい分布は、「液状化しやすさマップ」でご確認ください。
なお、能登半島地震では金沢市内灘町、かほく市大崎町、羽咋市大川町などで液状化による被害が確認されています。これらの地域では、道路が隆起して建物が傾いたり下水道管が破裂したりするなど、多くの被害見られました。現在も復旧・復興に向けて、宅地の地盤改良・修復工事が進められています。
参考元:東京都都市整備局 「液状化現象って何?」
参考元:石川県「3章.液状化 Q&A 」
参考元:石川県「液状化のメカニズム」
参考元:国土交通省北陸地方整備局「石川県内液状化しやすさマップ」
参考元:国土交通省北陸地方整備局「金沢地域」
参考元:国土交通省北陸地方整備局「小松・加賀地域」
参考元:国土交通省北陸地方整備局「七尾地域」
>>参考コラム:注文住宅を建てるときは地盤が大切!石川県金沢市の地盤について解説
>>参考コラム:石川県金沢市・野々市市・白山市で注文住宅を建てる際は液状化対策を!被害リスクについても解説
各市町の水害ハザードマップをチェック!
「石川県洪水浸水想定区域図」は、市町が作成する「洪水ハザードマップ」の情報源として利用されている資料。洪水、河川の氾濫、浸水が想定される区域や水深などが示されたマップです。水系・河川別で水害リスクがあるエリアが把握できるので、河川の近くに家づくりを検討している方は必ずチェックしておきましょう。一例として、金沢市が発表している水害ハザードマップをご紹介します。
【金沢市】水害ハザードマップ
金沢市の水害ハザードマップを見ると、森下川・深谷川周辺をはじめ、想定最大規模の洪水があったときに約3.0m~5.0m以上の浸水の危険が想定されるエリアがいくつか存在します。森下川・深谷川周辺エリアは河岸浸食・氾濫流が想定される区域でもあるため、警戒レベルに応じて早期立ち退き避難が必要となります。他にも、犀川・木曳川周辺、浅野川や大宮川、河北潟周辺なども注意が必要です。
金沢市のなかで水害による危険性が比較的低く、高台になっているのは、弥生・泉野・富鍜・伏見台・高尾台・扇台などのエリアです。なお、こちらのエリア内にも土砂災害の危険区域があるため、詳細はハザードマップでチェックしましょう。
参考元:石川県「石川県洪水浸水想定区域図」
参考元:金沢市「水害ハザードマップ」
参考元:金沢市「水害ハザードマップ アプリ版、地区別PDF版」
金沢市のなかで水害による危険性が比較的低く、高台になっているのは、弥生・泉野・富鍜・伏見台・高尾台・扇台などのエリアです。なお、こちらのエリア内にも土砂災害の危険区域があるため、詳細はハザードマップでチェックしましょう。
参考元:石川県「石川県洪水浸水想定区域図」
参考元:金沢市「水害ハザードマップ」
参考元:金沢市「水害ハザードマップ アプリ版、地区別PDF版」
石川県でマイホームを建てたい!注文住宅を建てるおすすめエリアは?
石川県全域のなかでは、交通アクセス・生活利便性に優れた、金沢市周辺エリアが人気です。現在、石川県の人口の約6割が金沢近郊で生活しています。ここでは、注文住宅を建てるのにおすすめの自治体を2つご紹介します。各自治体の特徴や自然災害の危険リスクもご紹介するので、土地探しの参考にしてください。住宅関連の補助金制度も要チェックです。
おすすめ自治体「野々市市」
いい部屋ネットが発表する「街の住みここちランキング2024自治体ランキング<石川県版>」で、6年連続1位となっている野々市市。金沢市のベッドタウンで、「イオンタウン野々市」や「コストコ野々市倉庫店」があるなど、生活に便利なスーパーや商業施設が充実している街です。
野々市市の水害ハザードマップを確認してみると、洪水発生時などは伏見川周辺に危険性があります。押野・稲荷・堀内・下林などの地域は水害被害の可能性も低いため、注文住宅を建てるにはおすすめのエリアです。
なお、野々市市では地震による住宅の倒壊など災害を未然防止に努めており、既存建物の耐震診断・耐震改修工事の費用を一部補助する制度が設けられています。
・耐震診断:耐震診断にかかる費用の4分の3…最大12万円
・耐震改修:耐震改修工事にんかかる費用…最大150万円
詳しくは野々市市建設部建築住宅課までお問い合わせください。
参考元:野々市市「地域の危険度マップ」
参考元:野々市市「住宅耐震診断・改修の補助金」
野々市市の水害ハザードマップを確認してみると、洪水発生時などは伏見川周辺に危険性があります。押野・稲荷・堀内・下林などの地域は水害被害の可能性も低いため、注文住宅を建てるにはおすすめのエリアです。
なお、野々市市では地震による住宅の倒壊など災害を未然防止に努めており、既存建物の耐震診断・耐震改修工事の費用を一部補助する制度が設けられています。
・耐震診断:耐震診断にかかる費用の4分の3…最大12万円
・耐震改修:耐震改修工事にんかかる費用…最大150万円
詳しくは野々市市建設部建築住宅課までお問い合わせください。
参考元:野々市市「地域の危険度マップ」
参考元:野々市市「住宅耐震診断・改修の補助金」
おすすめ自治体「白山市」
「街の住みここちランキング2024自治体ランキング<石川県版>」でも、野々市市に続いて第2位になった、白山市。こちらも金沢市へアクセスしやすく、「イオンモール白山」などもあり、買い物などにも困らないエリアです。
白山市の洪水ハザードマップを見てみると、手取川、大日川、高橋川の周辺は大雨による氾濫の心配があります。しかし、市内は全体的に災害による安全性が高く、「液状化しやすさマップ」を見ても、海岸沿い以外のほぼ全域において危険度1となっています。
また、白山市は住宅取得補助制度や子育て支援制度が充実している街としても知られています。定住促進支援制度では、下記のような奨励金・補助金が活用できます。
【若者・子育て世帯定住奨励金】
45歳未満で市内に新築住宅を建てる方の費用の一部を補助
奨励金額:最大90万円
【白山ろく地域定住奨励金】
河内、吉野谷、鳥越、尾口、白峰で新築住宅を建てる方の費用の一部を補助
奨励金額:最大100万円
【三世代ファミリー同居奨励金】
三世代同居を始める&新築住宅を建てる方の費用の一部を補助
奨励金額:基本額60万円など
詳細は、白山市企画振興部定住推進室へ問い合わせてみてください。
参考元:白山市「定住促進支援制度概要」
参考元:白山市「若者・子育て世帯定住奨励金制度(概要) 」
参考元:白山市「白山ろく地域定住奨励金制度(概要) 」
参考元:白山市「三世代ファミリー同居奨励金(概要) 」
>>参考コラム:石川県の土地データ・相場価格をチェック!おすすめエリアもご紹介
白山市の洪水ハザードマップを見てみると、手取川、大日川、高橋川の周辺は大雨による氾濫の心配があります。しかし、市内は全体的に災害による安全性が高く、「液状化しやすさマップ」を見ても、海岸沿い以外のほぼ全域において危険度1となっています。
また、白山市は住宅取得補助制度や子育て支援制度が充実している街としても知られています。定住促進支援制度では、下記のような奨励金・補助金が活用できます。
【若者・子育て世帯定住奨励金】
45歳未満で市内に新築住宅を建てる方の費用の一部を補助
奨励金額:最大90万円
【白山ろく地域定住奨励金】
河内、吉野谷、鳥越、尾口、白峰で新築住宅を建てる方の費用の一部を補助
奨励金額:最大100万円
【三世代ファミリー同居奨励金】
三世代同居を始める&新築住宅を建てる方の費用の一部を補助
奨励金額:基本額60万円など
詳細は、白山市企画振興部定住推進室へ問い合わせてみてください。
参考元:白山市「定住促進支援制度概要」
参考元:白山市「若者・子育て世帯定住奨励金制度(概要) 」
参考元:白山市「白山ろく地域定住奨励金制度(概要) 」
参考元:白山市「三世代ファミリー同居奨励金(概要) 」
>>参考コラム:石川県の土地データ・相場価格をチェック!おすすめエリアもご紹介
家づくりの時にできる!水害対策4のつのポイント
海や河川の近くや土地が低いエリアでは、水害の可能性が高まってしまいます。水害に強い住宅を建てるためには、建設時の水害対策が必須です。下記のような水害対策を講じましょう。
・家の基礎(地盤)を高くする
・高床構造で浸水を防ぐ
・防水壁を作って家全体を囲む
・耐水性のある外壁で建物の防水性を高める
・家の基礎(地盤)を高くする
・高床構造で浸水を防ぐ
・防水壁を作って家全体を囲む
・耐水性のある外壁で建物の防水性を高める
石川県で注文住宅を建てるならR+house金沢にご相談ください!
今回は、石川県全域における水害・地震などの危険性について、注文住宅を建てるときのおすすめのエリアなどをご紹介しました。
地震により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。何かお住まいに関する困り事・ご相談があれば、是非R+house金沢までお問い合わせください。
石川県では、耐震・免震構造などを取り入れた、地震に強い家づくりが今後は必須といえます。優れたデザイン性はもちろんのこと、高耐震の注文住宅をお客様の手の届く価格でご提案します。R+house金沢では、最高レベル「耐震等級3」に対応した地震に強い家づくりに力をいれています。石川県で土地探し・注文住宅を検討されている方は、R+house金沢まで是非一度ご相談ください。
地震により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。何かお住まいに関する困り事・ご相談があれば、是非R+house金沢までお問い合わせください。
石川県では、耐震・免震構造などを取り入れた、地震に強い家づくりが今後は必須といえます。優れたデザイン性はもちろんのこと、高耐震の注文住宅をお客様の手の届く価格でご提案します。R+house金沢では、最高レベル「耐震等級3」に対応した地震に強い家づくりに力をいれています。石川県で土地探し・注文住宅を検討されている方は、R+house金沢まで是非一度ご相談ください。